こんにちは、ななしです。
誰しもが人の行動について考えたことがあると思います。
なんでの人はこういう行動をしているんだろうか?どんな思考プロセスでこの行動に至っているのであろうか?と私みたいな捻くれ人間は考えてしまいます(笑)
そこでこんな心理が働いて人はこういう行動をしているよ~っていうのを心理学で解説
したいと思います。

なぜ行列店に行きたくなるのか
「あの店は行列できているから自分も行ってみたい」と思ったこと1回くらいはあるのではないかと思います。
人は周囲が認めるものはよいものであると認識してしまいます。
特に日本人はこの傾向があるように感じますね。
この行動には自分の興味のないことに対して、できるだけ労力をかけないで判断しようとする心理が働いています。
こうした心理傾向を「認知的節約家(認知的ケチ、認知的倹約家ともいう)」といいます。
私たちは何かしら選択をしながら生きていて、一つ一つを自力で判断していくのは大変な労力ですよね。
なので周りの意見、口コミなどを参考にしてしまうのです。
とはいえ、私も行列に並ぶこともしばしばあります(笑)
なぜ占いを信じてしまうのか
人間は本能的に自分に関する情報を集めようとします。
これを「自己認知欲求」といいます。
この「自己認知欲求」は2つに分けられ
すでに自分が知っていることを改めて思い知ること「自己確認」
今まで知らなかったことを初めて知ること「自己拡大」
と区分されます。
自分で気づいていなかった長所などの自己拡大的な情報をもらったとき人は満足感を得ます。
また、誰にでも当てはまるような曖昧なことを自分に当てはまっていると思い込んでしまう「バーナム効果」も占いを信じてしまう要因になります。
占いには統計的な裏付けがないことがほとんどなので、遊び程度にやるのがよさそうですね!
なぜ流行にのるのか
流行のものにはみんな飛びつきますよね?なぜでしょうか?
それは、人は「周りと同じでいたい」という気持ちと「周りと違っていたい」という気持ちを併せ持っているからです。
1962年にスタンフォード大学の社会学者であるエヴェリット・ロジャースによってイノベーター理論が提唱され、流行が広まっていく様子を5つに分類しました。

有名なので見たことがある人も多いのではないでしょうか?
この画像はそれぞれ
- イノベーター:進んで新しいものを取り入れていく革新者。
- アーリーアダプター:流行に敏感で、自ら情報収集を行い判断する。
- アーリーマジョリティ:周りと同調し流行を取り入れる。
- レイトマジョリティ:3を追随する人々。
- ラガード:世の中の動きに関心が薄く、流行遅れの人々。
を表しています。行動経済学でもよくみる理論ですね!
イノベーターやアーリーアダプターのような流行の先端のいく人は「自己顕示欲」がとても強いタイプです。
アーリーマジョリティやレイトマジョリティなどの多くの人が商品を購入する時期には「周りと同じものが欲しい」という欲求が強くなります。
この心理作用を「斉一性への圧力」と呼ばれています。
ラガードは保守的で周りに振り回されないタイプといえるでしょう。
あなたはどれに当てはまりましたか??
理屈っぽく会話をする人
めちゃくちゃ理屈っぽく、自分を正当化する人、周りにいませんか?
自分の欲求が満たされないでストレスを抱えると、私たちは何らかの形でそれを解消しようとします。
この心理作用を「防衛機制」といいます。
理屈っぽく専門用語を多く使って会話をするのは「知性化」という「防衛機制」の一種が作用しています。
自分の感情や欲求から目をそらし知性の世界に逃げ込んでいるのです。
また、自信のなさの裏返しでもあり自分に能力があるとアピールしたいという側面もあります。
やたらとマウントとってくる人人はこのタイプですね(笑)
どうだったでしょうか?
心理学を少しでも面白いと思ってもらえたら嬉しいです。
ほかの心理学についても後々記事にしたいと考えています。
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