みなさん、読書はしますか?
この記事を見ているということは本を読んでもすぐに忘れる、本の読み方がわからない等々、読書に何かしらの不安要素があるかと思います。
そんな方向けの本を読むための本であるメンタリストDaiGoさん著書「知識を操る超読書術」について読んだ感想を書いていきたいと思います。

この本には主に
– 非科学的な読書
– 読書の質を高めるために読書前にすべきこと
– 理解力、記憶力を高めるための読み方
– アウトプット法
の4つについて章に分けて語られています。
では1つずつ見ていきましょう。
非科学的な読書とは
世の中には非科学的で、非効率的な読書法が多く出回っています。これは勉強法にも同じことが言えますね。
速読、多読、選書の嘘について触れており、エビデンスをもとにこれらのことが如何に非効率かが書いてあります。
例えば速読では、「読むスピードを上げると読んだ気になっただけで内容の理解度は下がる」という研究結果が示されています。
速く読んでも理解できてなかったらその読書に意味はないですよね?
まさに速読の嘘です。
読書の質を高めるために読書前にすべきこと
読書を始める前に準備をする人はあまりいないと思います。
しかし、読書前の準備こそ理解度を高める鍵なのです。
では何をすればよいのかというと
- メンタルマップ
- キュリオシティ・ギャップ
- セルフテスト
の3つを本書では推奨しています。
メンタルマップとはモチベーションを高めるためにも有効な方法で、自分の目標や行動を箇条書きにしたものです。
本を読む前に付箋やしおり、ノートの切れ端でもいいでしょう。
- なぜ、本を読もうと思ったのか
- その本から何が得られるのか
- 読んだ後どうなっていたいか
を書きます。たった3行で済むとても簡単な方法です。
読書のモチベーションが下がったときに、これを見直すことで本に興味を取り戻すことができます。
私は大きめの付箋に書いてしおりの変わりにしています。
理解力、記憶力を高めるための読み方
この章では理解力、記憶力を高めるための5つのテクニックが紹介されています。
- 「予測」読み
- 「つなげ」読み
- 「視覚化」読み
- 「しつもん」読み
- 「要するに」読み
の5つです。
私はその中でも「要するに読み」が1番取り入れやすいと感じました。
「要するに」読みはそのままの意味で、章ごとに「要するに~でしょ」と自分なりに結論を導くことです。要約していることになるので、端的に記憶でき、自分なりの言葉にするため理解しやすくなります!
これをすると自分がどこに興味を示したのかが明確になります。
アウトプット法
アウトプット法も3つ紹介されています。
- テクニカルターム
- SPICE
- ダブル読み
の3つの方法です。
聞きなれないものばかりですね(笑)
テクニカルタームとはいわゆる専門用語です。
心理学でいえば「ハロー効果」「バーナム効果」等の言葉になります。
この専門用語を投げかけ相手が「ハロー効果って何だろう?」と疑問に思った時に、わかりやすいたとえ話をすることで自分の理解が深まります。
これをすることで本の内容を効果的に役立てることができます。
つまり、専門用語を自分の言葉でかみ砕いて説明できるようにすということです!
読んでみての感想
私は本の知識を活かしたいと考えていたので、効率のいい方法はないかと探していたところ本書に出会いました。
(元々DaiGoさんの本は結構読んでいたため新刊が出たということで読んだ側面もあるにはあります(笑))
DaiGoさんの本全般に言えますがエビデンス(科学的根拠)があることを書いてあるので、すぐに実用レベルで使って効果が得られるものだと思います。
読書が好きだけど読むのがつらいって方は読んで損はしないです。
また、今回紹介したのは本の一部分にすぎず、理解力、記憶力を高めるためテクニックやアウトプット法をもっと深く知りたい方はぜひ手に取ってみてください。
みなさんの読書生活がいいものになりますように
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